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2017-02-10

アロマ、その働き

古代ヨーロッパの女王たちは「香りの持つ力」を上手に利用していました。

例えば海外からの賓客を招き入れるため

城の中に様々な香りの部屋を用意したと言われています。

国に怒りや反感を抱く客人には

心を落ち着かせるラベンダーの部屋を、

難しい交渉ごとを控えた相手には

判断力を失わせるローズの間を用意しました。

また、年齢を重ねてからも芳香水(*ハンガリーウォーター)を愛用し、

若々しさと美しさとを手に入れ、その美貌から隣国の王子を魅了し、

プロポーズされた女王もいたと言われています。

様々な可能性に満ちた「アロマ=香り」の力。

現代でもエイジングケアなど美容効果への期待がますます高まっています。

*ハンガリーウォーターとは、ローズマリーを

アルコールと主に蒸留したリキュール(蒸留水)のことで、

ローズマリーに含まれている有効成分が多く含まれていることで知られています。

12世紀ごろから薬としても珍重され長く使用され続けてきました。

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